日本には、市販車を自分好みに改造するカスタムカーを愛用しているオーナーもたくさんいます。一口にカスタムと言っても改造できるパーツは数多くありますが、中でも人気となっているのが電球の交換です。市販車に予め備え付けられている電球をLEDに変える大きなメリットの一つに寿命の長さがあります。消耗品である電球は使用に伴って徐々に光量が落ちて行くため、定期的に交換をしなくてはいけません。ライトの種類によって若干の違いはありますが、市販車に搭載されてているものは1000時間程度とされています。それに対してLEDは約10倍の1万時間、期間にして15年近く使えるのが特徴です。LEDは機能性にも優れていて、点灯までのスピードが従来の電球の倍近いスピードになっています。
LED電球はメリットも多い反面、デメリットになる点もあって、その一つが天候による影響です。従来のヘッドライトに使われている電球は含まれている赤外線の影響による高熱で雨の水分を蒸発させたり雪を解かすことができます。LEDは赤外線がほとんど含まれていないため、熱の発生が少なく、これらの対処を行うことができません。そのため、走行中に積雪でライトが使えなくなることもあるので注意が必要です。ヘッドランプを始めとした電球の交換はカー用品店やガソリンスタンドで依頼をするのが一般的ですが、自分で行うこともできます。ただし、配線などを間違えてしまうとショートすることもあるので、知識が技術に自信がない人はお店に依頼をするのが無難です。